看護部あいさつ
当院は地域のかかりつけ病院として昭和 54年に設立されました。
現在も地域のかかりつけ、又は急性期医療を終えた患者さんのリハビリを中心とし後方的な役割を担っています。
入院期間が短縮される昨今、当院も例外ではありません。
当院の理念である、「良くして帰す そして支えるリハビリ機能を持った地域密着型病院の創造」に沿って、他職種と共に退院支援や地域移行支援を強化し、その人らしい社会復帰を目指しています。その一方で独居や高齢者の認知症等自立した生活が困難な患者さんが増加しているのも現状です。
患者さんができることを一つでも増やし、安心して帰って頂ける、早期退院、在宅へ繋げられるよう取り組むと共に「地域から信頼され、人に優しい看護の提供」を目指していきます。
また働く職員にとって、働きやすい職場つくりも目指します。
看護師さんは 30 〜 40 代が多く家庭を大切にしながら働いてもらっています。
看護部の理念
「信頼される看護」
病院理念に基づき、思いやりと根拠のある看護を提供します。
看護部の基本姿勢

・常に自己研鑽に努め安全・安心できる看護を提供します。
・接遇の網状に努め、快適な環境を心掛けます。
・専門職として自立した責任ある行動を心掛けます。
・他職種・地域間の連携を密にし、患者さん中心の支援を行います。
・いきいきと働ける職場を目指します。

患者を援助するとともに、人々の健康な暮らしを支える

「療養上の世話」と「診療の補助」
看護師は、保健師助産師看護師法という法律によって、「厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者もしくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とするもの」(第5条)と定められた国家資格です。 現在、看護師の7割以上が「病院」で活躍しており、ほかにもクリニックや医院などの診療所、介護福祉施設、保健所などの行政サービス、訪問看護ステーションという場でも活躍しています。「療養上の世話」とは、病気や障害を持つ人の生活を支えることです。具体的には、病気や障害により1人で食事、着替え、入浴、移動、排泄、休息などが出来ない状況にある人への身の回りの世話をし、安心して療養生活を送れるように支援することです。 「診療の補助」とは、医師が行う患者への検査や処置、治療のサポートです。具体的には、患者の血圧・脈・呼吸などの身体の状態を直接確認し、痛みなどの訴えを聴きながら病状を医師に報告したり、検査・治療の準備や介助、注射をするなど、患者のケガや治療への補助を行います。 これらの仕事は、看護師だけが行える独占業務なのです。

大阪府看護協会サイトより

病棟看護師
24時間交代制で入院患者さんの看護をおこなっています。
担当する患者さんごとに立てる「看護計画」に沿って、入院中の生活すべてをサポートします。
注射、点滴管理、ガーゼ交換、投薬などの医療処置のほか、医師の指示に従っての血液検査や尿検査の実施、診療や検査場所への移動介助を行います。定期的な検温や呼吸器・心電図モニターのチェックをして、患者さんに何か変化が起こっていないかを観察し、カルテへ記録を残すことも病棟看護師の大切な役割です。
患者さんの食事・排泄の介助、清拭(体を拭いて清潔に保つこと)、ベッド回りの整頓を行うなど、1日を通して業務をこなしています。
夜勤は病棟看護師がローテーションで担当し、就寝後も病棟の見回りを行って、急変患者さんがいないか常に目を配っています。様子がおかしい患者さんがいた場合は、担当医や当直医に連絡し、指示を仰ぎます。
また、病棟看護師は入院患者やその家族にとって一番身近な存在であるため、相談相手になることや、様々な要望をお聞きします。
回復期リハビリテーション病棟では、患者の皆様がご自宅へ退院復帰されることを目標に 生活動作能力の向上を目指し、日常生活のお手伝いをさせて頂いております。
医師・看護師・セラピスト・医療相談員・栄養士・薬剤師などのスタッフが一体となって、それぞれの専門分野の垣根を越えてサポートいたします。
毎朝、患者の皆様のベッドサイドへお伺いし健康状態・リハビリメニュー・栄養面などをチェックするウォーキングカンファを行なっております。

私たちは、不安な気持ちで入院される患者様やご家族様の気持ちに寄り添い、安心した入院生活を送って頂けるように看護させて頂きます。
また、退院後の自宅生活や退院先の不安がある患者様とご家族様へソーシャルワーカーやセラピトなどの多職種と連携して、安心して退院していただけるようにお手伝いさせて頂きたいと思っています。

外来看護師
病気や怪我、体に不調のある人が訪れる「外来診療」の補助を担当しています。
医師による診察の介助、服の着脱サポート、血圧測定、診察器具の受け渡し、患部の消毒や薬の塗布…。そのほかにも、採血・注射・点滴・検査など、担当業務は多岐にわたります。
看護師は医師が決定した治療方針を理解し、患者さんへの指導や服薬の説明、次回の通院の案内なども行います。また、入院が決まった患者さんの病状や検査結果を病棟スタッフと共有しています。
当病院は2次救急病院に措定されていますので、夜間・休日を問わず24時間体制で外来診療を行っています。また事故などによる突発的な救急搬送の連絡に対して的確な判断を行い、担当・当直医師に繋ぎます。当院の外来看護師には医師と同様、判断力・スピード感・確かな技術・広範囲の知識を身につけています。
訪問看護師
病気や障害のある人が住み慣れた地域や家庭で、本人や家族の希望に沿って、自宅で療養生活を送れるように、看護師などが訪問し、ケアします。利用者さんの主治医の指示書に基づいた医療処置を行います。利用者の健康状態をチェックして、主治医に報告します。持病のある場合は、その状態を確認する必要もあり、利用者に健康に関するアドバイスをおこないます。
利用者が終末期を迎えている場合は、痛みのコントロールや緩和などの処置も求められます。
訪問看護師に求められるのが、「利用者とその家族のメンタルサポート」です。
関わる人の負荷が大きい在宅療養は、利用者と家族が快適に療養を進めるためのメンタルケアが欠かせないのです。
土日祝日夜間は当番制で24時間、訪問看護に対応しています。

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